大切な彼に振られて傷ついた時、
「なんでそんなに酷いこと言うの!?」
って、あんなに優しかったじゃない!
って、思う時があると思います。
「傷ついた」「傷つけられた」ことって、
擦り傷のように、
体の一部が擦り切れて痛いわけじゃない。
だけど、こころに体と同じように傷ができて、
文字通り痛いんです。
胸がギュッと締め付けられるような、
胸のズキズキとするような痛みがあります。
この痛みがあるとき、
どうしようもないこの痛みを感じ、
こころを無くしたいと思うほどに、
痛いんです。
この「傷ついた」こころは、このときに、
いろんなこころが働いていて、
この傷ついたこころを生み出しています。
振られてショックを受けている「こころ」
本当はもっと一緒にいたかった。
隣で笑っていたかったのに、
それができなくなった悲しい「こころ」
生活の一部であり、
自分の一部でもあった彼との繋がりが失われ寂しい「こころ」
「いつまでもうじうじしててもしょうがない!」
と、忘れさせたり、諦めさせようとする「こころ」
ひどいことを言われて、
「そんなこと言う必要ないでしょ!」
「私だって、一生懸命だったのに!」
「なんであんただけ!」
と、怒る「こころ」
このように傷ついたこころには、
ショックを受けたこころ
失った将来を悲しむこころ
ひどいことを言われて怒るこころ
諦めたいさせようとするこころ
繋がりを失って寂しいこころ
がいることが多いのです。
傷ついたこころを癒していくには、
一つひとつのこういった「こころ」に対して、
取り組み、それぞれの心の声を聞いていくこと。
これがとっても大切になってきます。
それぞれのこころは、まるっと全部、
あなたのことを思って働いてくれています。
そんな自分のこころたちに気づいた時、
少しずつ、傷が癒えていきます。
全部じゃなくても、
これまであげた心の一つに気づいていくだけでも、
心がちょっと軽くなってきます。
カウンセリングは、
そんなプロセスをお手伝いするひとつの選択肢です。
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