「もっともっと」

そう思って日々を過ごすのは苦しい。

「もっとお金が欲しい。」
「もっと努力しなきゃ」
「もっときちんとしなきゃ。」
「もっと洋服が欲しい。」

もっともっと。

そんな飽くなき欲は成長に繋がるけど、
時に心が枯れてしまう。

「もっと家事をして欲しい。」
「もっと優しくして欲しい。」
「もっとできるようになって欲しい。」

もっともっと。

そんな相手に求める飽くなき欲は、
期待でもあるけれど、思い通りにいかないと、怒りや失望、悲しみに変わり、
やっぱり心が枯れてしまう。

もっともっと。

そう考える時にちょっと立ち止まってみよう。

本当にそのもっとが手に入ったら、
私は満たされるんだろうか?

って。

もっとの先に本当に心が満たされるんだろうか?

って。
もし答えがノーなら、
そんな「もっと」は、今のあなたにはきっといらないもの。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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