大好きだったから、
先の未来も考えてきたし、
自分なりに一生懸命頑張ってきた。

大好きだった人が突然他人になったかのうように、
昨日までの日々が嘘だったかのように、
いつも隣に手を握っていた人がいない…。

それはとっても寂しくて、
とっても心細くて、
とっても悲しい…。

あの手のぬくもりを、
あなたに向けられていた笑顔を、
もう2度とあんな風に自分に笑いかけてくれない…
そんなことを思うと、胸が張り裂けそう…。

もう一緒に笑って、
その瞳にやどる愛を感じる事も、
それに微笑んで返す事もできない。

何より一緒に声を上げて笑うことも。
こんなことがあったんだよ!って言いたくても、
そんな時間や気持ちを共有したくても、出来ない…。

それって、やっぱり苦しいよね。
やっぱり、辛いよね。

でもやっぱり大好きだったからこそ、
その苦しさや辛さは、深く深く心をぎゅっと締め付けて、
悲しくなる…。

失恋には、そんな痛みが、見えない心の痛みが、ずきずきして、
胸の奥をえぐるように、それこそ吐きそうになるくらい、
気分がわるくなって、何も手につかなくなる力があります。

その痛みとずっと一緒にいると本当に苦しいんです。

だから、その失恋の痛みや悲しみや、後悔などの気持ちを癒していくには、
少しだけ時間が必要です。

失恋直後はまずは、悲しんでいいんです。
おもう存分泣いてください。
だって、それほど好きだったんだから。
それは涙がでるよ。
悲しいよ。
苦しいよ。

我慢しないで、それを感じて下さい。

悲しんでいい時期があるんです。
泣いていい時期があるんです。

失恋直後はそんな為です。
何より自分の為に泣いてください。
こころが泣いているんですから。

急に寂しくなる時もあるでしょう。
そんな時は、友人や家族に話を聞いて寄り添ってもらってください。
悲しいこと、悔しいこと、苦しかったこと、こうしたかった未来のこと。

いろんなことを話してください。
自分が乗り越えるために話してみてください。

誰かに自分の痛みを言えるっていうことは、
乗り越える為の一歩になります。

そしてそれを受け止めてもらうということも、
もちろんその一歩になります。

自分の弱みを、嫌な気持ちを、醜い部分も、
出していいんです。

相談するのに、抵抗があるの人もいると思うけれど、
実は、みんな誰かの役に立ちたいし、
必要とされたいんです。

相談することは、相談した人の愛を引き出すこと。
だから頼っていいんだよ。

そんなことを僕は以前大切な友人に言われました。

そう、頼っていいんです。

実は、みんなあなたの力になりたいんです。

だから、勇気をだして話してみてください。
それだけでも、一歩です。

まずは誰かに話す事からです。

もちろん、話したくなったらで構いませんよ。
笑い話できる日も、傷ついたことを人にいうことも、
苦しかったことを人にいうことも、
その渦中にいる時は難しいんですから。

でも、自分のためにちょっとでも話してみることは、
とっても大事なのですよ。

もし、周りに話す人がいない、
いても話す気になれる人がいないなら、
話にお越しくださいね。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

メルマガ:この心に雨が降ったら読むセラピー

今あなたの心に雨が降っていても大丈夫。心はきっと晴れる。

※購読解除はいつでも可能です

■ブログランキングに参加しています!
ポチっと押して頂けると、とっても励みになり、嬉しいです(^-^)
心理学 ブログランキングへ