虚しさは変化のタイミング

虚しさを感じる時、私たちは、

今まで大切にしてきたことに価値を感じなくなったり、

これまで楽しかったことが、

楽しいと感じなくなり、

どこか心が乾いていて、

楽しかったことが灰色へと変わっていくような

そのような感じを感じます。
そのような時は、

変化のタイミングであることが多いのです。
だから、虚しさを感じる時は、

自分の内面を見つめることがとても大切なのです。
今まで大切にしていたことや、

大切に感じていた価値観を見つめ直し、

変わっていくタイミングなのです。
こういったタイミングで、

僕たちは、例えばタバコを止め、

お酒を止め、過度なオシャレを止め、

不要な人付き合いを止め、

仕事を辞めるなど、

いろんなことをストップさせたり、辞めたりします。
それは、心が今まで虚しさを、

寂しさを埋めてくれていたそれらのものを、

必要としなくなったからです。
ただ、やっぱりそれには「喪失感」が伴ないます。
それは、失われてしまったものに気づいたからです。

だからこそ、虚しくなるのです。
だからこそ、昔の自分が懐かしくも思えて、

余計に寂しくも、虚しくもなるのです。
その虚しさは、それほどあなたの中で、

大切だったものを失ったことのあらわれでもあるのです。
そして、大切な人を失えば、悲しみに暮れ、

今までやってきたことが虚しくなるのと同じように、

誰でもそうなるのです。
だから、喪に服するように、

大切なものを失った気持ちを悼む期間もまた、

虚しさには大切なのです。
もうそれは戻ってこないかもしれません。

でもそれは、今までは大切に感じていたもの、

大切にしていたものです。
その思い出と共に、

その思い出を大切にして新しい道を歩んでいくこともできます。
そして、

若くしてご主人様を亡くされて、

そのご主人様のことを大切に思って一生、

独身で生きていくことを選ぶ人もいれば、

また新しい人を見つけて生きていく道を選ぶ人もいます。
いろいろな人生と選択があります。
幸せの形は人それぞれです。
どちらを選んでもいいでしょう。
どうか丁寧に時間をかけて、

ご自分の内面を見つめて下さい。
虚しさを、

寂しさを、

悲しみを感じる自分から目を背けないでください。

そんな自分を一人にしないであげてください。
虚しさ寂しさを紛らわす時間はきっともうあなたには必要ないのだから。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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