大切な人と別れたり、感情を感じない
大切な人を亡くしたり。

人生には、ショックが大きすぎて耐え切れないことが起きます。
「なんで、なんで…こんなことが私に起きるの…。」
そう思って、とてもつらく悲しくて、どうしようもない時があります。

涙が出る時はいいけれど、あまりにショックで涙も出ずに、
”感情”がでない時があります。

そんな時に、
「自分はなんて冷たいんだろう…。」
「私ってなんなのかな…。」
「あれ?あんなに悲しかったし、悲しいはずなのに、自分の気持ちが分からない…。」
そんなことも起きてきます。

こんな時に僕たちは、私のこころがおかしいんだ…。私って変なんだ。
何をしてもうれしくも楽しくもない。私の心がもう動かなくなって壊れてしまった。
なんて考えがちですが、それは違うんです。

逆です。逆なのですよ。

あなたを守ってくれてるから、何も感じないのです。

こころが何も感じないのは、あなたのこころがあなたを守ってくれているからです。
だから壊れてなんていないし、あなたは気持ちを感じないひどい人でもないんです。
悲しい時に涙すら流せない酷い人でもないんです。

あんまりにもその出来事が、あなたにとって大きすぎたので、
それ以上ショックな出来事があったり、ストレスがかかって気持ちを感じてしまうと、
あなたがもう耐えきれなくなってしまうから、こころがあなたを”守る”為に、
なんにも感じなくさせているのです。

気持ちを押し殺さないと、乗り越えられないほどのことがあなたに起きたんです。

そこで、心はあなたに「また歩き出すために休んでほしい。」と願い、
心の活動を”一時的に”止めて、休ませてくれているのです。

だから、感情が出ない時は、多くの人がそのような状態になることを知っておいてください。
そして、それは心があなたがこれ以上のショックや悲しみを受けないように守ってくれていること。
それって、あなたにこれ以上悲しんだり、傷ついて欲しくないって、心が思っているからこそのこと。
ということを知っておいてくださいね。

だから、感情が出ない時は、自分を責めないであげてください。
感情が出ないという事は、こころがあまりにも大きな出来事を乗り越えようとして、
休んでいるんだということなのですから。

止まっているように見えて、こころは動いている。のですよ。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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