僕の眼前には真新しいパソコンの画面が光っている。
そこに手慣れた手つきでタイピングをしいく僕は、
次々に望んだ通りの文字が魔法のように刻印されていくその文字を見て、
「僕はあなたに何を伝えたいんだろう?」って、
その魔法のように次々に刻印されていく文字を見てその手を止めた。
そしてふと顔を上げると僕の目に、
眼鏡をかけて少し髪の毛が薄くなった40代位の男性が、
真剣に本を読んでいる姿が飛び込んできた。
少し長く伸びた髭を触りながら、仏像が沢山載っている本を読んでいる。
しかもとっても真剣に。
「きっと好きなんだろうな…。」
そんなことを思っていたら、
その右隣にいる20台前半の若いカップルの楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
黒く長い髪の女性の少し猫のように甘えた声が耳に残る。
そして、そのかすかに視界に入ってきた二人の表情を見て、
僕はきっとその女性の方が男性のことを好きなんだろうなと、
そんなことをふと思い、その「時間」はきっと喜びに似た時間なのだろうと、
そんなことを思ったのだ。
僕たちは思い思いにこの瞬間を過ごしている。
この人生で、思い思いの時間を過ごしている。
勉強する人、趣味に没頭する人、
大好きな人と一緒に過ごす人、
一人でぼ~っとする人、
暇つぶしをする人、
僕のように仕事をする人。
みんな思い思いにこの人生の時間を過ごしていて、
この「時間」だけは、
平等にみんなに訪れ、
平等にみんなに分け与えられている。
どう過ごしたっていいんだ。
ただぼーっと過ごしたって、
何かに熱中したって、
好きなことをしたって、
何もしなくったって、
どう過ごしたっていいんだ。
何かを生み出したって、
生み出さなくったって。
僕たちはね、きっと拘りすぎなんだ。
このみんな平等に与えられた時間ってやつに。
だから過ごしたいように今を過ごしてみよう。
どれだけ時間をかけたかなんて、
そんなことは関係ないんだ。
どれだけ時間を掛けられるかなんて無視して、
何かをしてみよう。
時間であなたを測るのはちょっとやめてみよう。
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