心を閉ざしてしまったあなたに伝えたい1つのこと。

それは、心にドアがあるとしたら、

ギーッと鈍い音を立てて

こころのドアがしまる音を聞いたようだった。

心を閉ざす。

それは仕方のないことだけど、

僕たちはいつかその扉を開けなくちゃ。

もう傷つきたくない。

これ以上苦しめられたくない。

そんな思いからあなたはきっとそのドアを閉じたんだよね。

でも期せずして、その閉じた世界は、

傷つきはしないけれど、

そんなに居心地がいいものではなかったことに

きっと気づくいたよね。

あなたも元々こんなはずじゃなかったはずだよね。

心を閉ざしたかったわけでも、

バタン!とドアを閉めたかったわけでもきっとないよね。

誰かにわかって欲しい気持ちも、

人並みの幸せも、

多くは望まないけれど、

ただ穏やかに、

ちょっぴりの豊かさを日々にの中に見つけて、

少しのこころの余裕と豊かさと、

誰かからの愛と、繋がりと、

そんな些細な気持ちや経験を

きっと味わいたかったはずだ。

でも、なかなかそれは味わえなかったんじゃないかな。

そしてそんな思いをよそに、

外側からの世界は僕たちに干渉してくる。

「そっとしておいて欲しい。」

ただそれだけなのに。

あなたはきっとこんな思いで、

いつしか大きなり過ぎた外の騒音に

誰かが勝手にノックするその音に、

きっと耐えられなくなって、

あなたはそのドアを閉じたんだね。

それはしかたのないこと。

誰もあなたを責められない。

でもね。

いつかその扉を開けなくちゃ。

ちょっとの時間、

そのドアを開けるだけでもいいから。

いつかその扉を開けなくちゃ。

だって僕たちの現実には、

マンガのようにヒーローが駆けつけてくれて、

そのドアをこじ開けてくれるなんてことは、

残念ながらなかなか起きないんだ。

だから、いつか自分からそのドアを開けなくちゃ。

確かに拒絶した世界にまた出ていくのは、怖いし、苦しいよ。

それでも、そのドアを閉じた時の勇気を振り絞ってみるんだ。

もうこれ以上苦しみたくない。

きっとそうだよね。

だからこそ、手を伸ばすんだ。

だからこそ、ドアに手を掛けるんだ。

これ以上苦しまないようにと、

自分を助けてくれた気持ちと一緒に、

今度は外へ出かけるんだ。

一度閉じたと感じるその世界は、

一度拒絶されたと感じたその世界は、

案外温かいのだから。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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