心は一つではなく、色んな気持ちで出来ている。
私たちの心の中には、色々な気持ちがあります。
そして、そんないろんな気持ちが合わさって、
あなたという大切な一人の人間を創り出しています。
多くの人は気持ち(感情)=自分として捉えがちですが、
気持はあなた自身ではありません。
気持はあなたの一部なのです。
これを心理学ではパート(部分)と呼びます。
こころは、いろいろなパートで出来上がっているのです。
こういったように、様々なパートが私たちの心の中にあるのです。
カウンセリングでは、こういった一つ一つのパートの中で、
あなたが問題だと感じているパートに取り組むことがあります。
例えば、ついつい自分を責めてしまうパートや、
怒りを感じてしまうパートや、悲しみを強く感じるパートです。
そのパートとコミュニケーションを取り、
そのパートが伝えたいことを受け取ったり、聞く取り組みをするのです。
パートは、あなたの為に動いてくれている。
そしてパートにはあなたの為に働いてくれています。
泣きたくない、悲しみたくない、イライラしたくないとたとえあなたが感じていても、
それは、悲しませることでイライラすることで、そのパートがあなたに伝えたい肯定的なメッセージがあるのです。
それを説明する為に、まずは私たちが生まれた時のことを例に出しましょう。
私たちは生まれた時しゃべることができませんから、
泣くこと以外に自分の気持ちを伝える手段がありません。
その為、泣くことで「お腹が空いた。」「おむつ変えて。」「抱っこして。」と、
お母さんや家族に伝えるのです。
そこで、その期待したことが伝わらないと、余計に泣いたりしますよね。
それは、期待したことが伝わっていないからです。
一方で期待したことが伝わると、
赤ちゃんは、満足して泣き止みますよね。
それは、泣くということで”意図(期待)”が満たされたからです。
そう、僕たちの行動の背景には意図(期待)があるのです。
(条件反射なのどの反射的行動は除きます)
僕たちの気持ちが動く時、そこには大切なメッセージが隠れています。
つまり、何かその気持ちを通して、パートがあなたに伝えたいメッセージがあるのです。
もし、そのメッセージを聞くことが出来たら、気持はおさまるのです。
そう、赤ちゃんが「分かってくれた。」と思ってほっとするように。
しかし、僕たちは自分の気持ちを感じないようにしたり、気晴らしをしたりして、
その気持ちから離れ、自分の心といる時間や、メッセージを聞く時間があまりありません。
そこでお悩み相談では、あなたが自分といれるように、その心のメッセージを受け取れるように、
丁寧に時間をかけてサポートしています。
勿論、お一人でもそのメッセージを聞くことはできますので、そのやり方はこちらの記事をご覧くださいね。