喧嘩

目の前で大粒の涙を流すクライアントさんを見て、
本当は親と喧嘩したくないんだよね。
「仲直り」したいんだよね。

「やっぱり家族だものね。」
って心の中で思うことが度々あります。

人は、親との確執を抱えても、
喧嘩をしても、
心のどこかで仲直りがしたいって思っています。

「親から暴力を振るわれて、片方の兄弟だけ可愛がられて、
あなたはこの家にいらない。」というようなことを言われた方も、
最初は、親のことが嫌い嫌いと言っていたのに、
最後はやっぱり仲良く良くなりたい。

って涙を流しながら語ってくれてました。

そう、人は親との確執を抱えても、
どんなことが起きたとしても、
心のどこかで仲直りがしたいって思っているのです。

でも、なかなか素直になれないし、
自分の中のそんな気持ちを受け入れられないことがあります。

だから、ご相談にのるときは、
お話を聴くだけではなくて、
こんなご提案をすることがあります。

椅子を出して、お父さんが横に座っていると想像してみて下さい。
どんな表情をしているでしょうか?
どんな姿勢をしていますか?
そして、隣にいるとどんな気持ちになりますか?

って、頭ではなく心で感じてもらう取り組みをしてもらうことがあります。

会話の中で気づいていくこともあるけれど、
色んな取り組みを通して気づいていくこともまたありますからね。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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