ども!野川です。

この前「さよならの代わりに」という映画を見ました。
そこでは、ALSになった方と、
ひょんなことからその介護をするようになった若い女性とのお話です。

そのシーンの中で、こんな一場面があります。

旦那さんに浮気され、
友人のパーティに招かれて、
自分がほしかったけれど、
産むことができなかった赤ちゃんを、
ほとんど動かなくなった腕で、
抱っこをさせてもらいました。

しかし、その時に限って、
発作の咳がとまらなくなり、
ゲホゲホと止まらなく、
赤ちゃんを危うく落としてしまうところでした。

そこで友人である赤ちゃんの友人は、友達に向かって、
「だから、呼ばなきよかったのよ!」と言い放たれ、
そのパーティを離れて、その介護の女性と二人きりになるシーンです。

もう声も絶え絶えで、うまく言葉も発することができない彼女は、
涙ながら訴えます。

「こころの叫びをあげたいけど、叫ぶことができない。」

って、、、。

そこで、介護の女性は代わりに思いっきり泣きながら、
彼女の代わりに叫び、
そして、彼女もかすれた声で、大きな口をあけて、
叫び泣くというシーンがあります。

人生において、
泣きたいけれど泣けないとき、
叫びたいほど頭がおかしくなり、
誰か助けて!とこころの声を上げたい時があります。

でも、彼女のようにできない。
という時があります。

そんな時は、ほかの誰かが叫んでくれたり、
誰かが泣いてくれたりするだけで、
なんだかほっとするものですよね。

とはいえ、そんな人もいないよ、、、。

という方はそのこころの叫びを受け止めて、
聴いてくれる人ってとっても大切だと思うんです。

そんな方が身近にいたら、
それだけでも人生は○なんじゃないかと思います。

いなくても、そんな方になれたらいいなと、
そう思うこの頃です。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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