悲観的に考える。

一般的に悪いって考えられるこの考え。

何を言われたとしても、

「きっとできないし、、、。」

と未来に対して悲観的に捉える人を見ると、

僕たちは大体こう言うんだ。

「また、そんなに悲観的に考えて!」って。

 

でも、そんなこと言われても、

悲観的に考えるなと言われても土台無理な話なのだ。

 

悲観的に考える本人も、その考えを止めることなんて出来ないのだから。

 

そして多くの場合、悲観的に考える人は、その自分の考えが嫌いなのだ。

だから希望を持ちたい自分が出てきた時に、

「きっと大丈夫。」ってそっちを信じたいのに、

「でも、きっとダメだろう」って信じきれず、そんな自分を責めるのだ。

僕は悲観的に考えるのは悪いことじゃないと思うんだ。

そして信じきれないこともそうだ。

 

悲観的に考えるのは、希望を持ってきっとそれが叶わず苦しい思いがきっと心の中にたまったからなのだ。

叶わなかった時に苦しまなくて済むように、心が安全策をとってくれているのだ。

だからダメじゃないんだ。

期待して裏切られたり、

希望を持ったけど叶わなかった。

 

その時のあなたの悲しみを、苦痛を心は知ってるんだ。

「もうそんな思いさせないよ!」

って、悲観的な考えは、あなたを守ってくれている。

 

だから嫌わないで。

だからそんな自分が出てきた時は、

そっとこう心にいってみよう。

「ありがとう。」って。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

メルマガ:この心に雨が降ったら読むセラピー

今あなたの心に雨が降っていても大丈夫。心はきっと晴れる。

※購読解除はいつでも可能です

■ブログランキングに参加しています!
ポチっと押して頂けると、とっても励みになり、嬉しいです(^-^)
心理学 ブログランキングへ