30Jan
好きなんじゃない。
好きになって欲しいんだ。
最近、お話を聞いてて、
ふとそう思う瞬間がある。
どうして振り向いてくれないの。
そんな気持ちを抱える方をみて、
そう思う時がある。
「好き」と「好きになって欲しい」
は大きく違う。
発信する方と、
受け取る方の違いだ。
好きは発信。
好きなって欲しいは受信。
振り向いて欲しい。
私のことを見て欲しい。
あの人しかこんな私を「好きになって」くれる人はない。
こういった受け取りたい気持ちは、
僕たちをいつしか苦しめる。
それは、相手がよそ見をしようものなら、
顔をぐいっと自分の方に向けようと、
あの手この手で自分を見てもらおうとするからだ。
そしてそんな行動は、結局は自分を苦しめてしまうのだ。
「なんで自分を好きなってくれないの?」
「なぜ私のことを見てくれないの?」
「少しでも、目線がそれると好きじゃないんだ。」
って寂しさを抱えてしまう。
そして結局、自分を苦しめてしまうのだ。
でも、それも仕方がないのだ。
そうやって気持を表現するしか方法を知らない。
そんな時も人生にはあるのだ。
そして、愛情や温もりというものは、
目に見えないけれど、
心を大きく支配するものでもあって、
愛や温もりが枯渇してくると、
もう自分ではどうしようもなくなって、
コントロールが効かなくなる。
だから、そんな時があっても仕方がない。
愛してほしくて、好きになって欲しくたまらない。
そんな時があってもやっぱり仕方がないのだ。
ただ、こういった状況はとっても苦しい。
自分ではどうしようもなく、
暗闇に一人、置いて行かれたみたいだ。
どうしようもないほどの愛の渇望と、
どうしようもないほどの温もりを求める気持ちは、
人にいくら求めても、残念ながら埋まらない。
もちろん、一時的には満たされた「ように」感じることはある。
けれど、「埋まる」ことはないのだ。
そんな時は、愛を学び直すことが必要だ。
例えば、手をつないで、
目の前の人と、目と目を見ながらアイコンタクトをしてもらう練習をする。
例えば、「私は愛される価値がある。」と言葉で言ってもらうこともある。
すると、なぜだか心がざわつく。
言葉は、言霊だ。
心を込めて口にしてもらうと、
なぜだか心がざわつき、気持が湧いてくる。
それは、「そんなこと言ったって私には価値がない。」
って疑う気持ちかもしれない。
それは、「あぁ、やっぱり私は自分に価値があると感じたいんだ。」
という温かい気持ちかもしれない。
どんな気持ちかは、言葉に出してみないとわからないけれど、
ある人は、こういっていた。
「今は、まだ無理だけど。そうなりたい。そう感じたい!」と、
涙ながらに語ってくれた。
それは、間違いなく自分の為の涙でした。
僕たちは、愛に不器用だ。
そうなりたいと心から願いながら、
そんな経験をあんまりしてこなかったから、
どう自分を愛していいのかわからない。
もちろん、いきなりは自分を愛することなんてできないし、
一生ずっと100%自分を愛することなんて出来ないと、
僕は思っている。
でも、その代わりに愛そうとすることは出来る。
愛せない部分も、愛そうとすることも、
そんな自分を受け入れることも、
受け入れようとすることも出来る。
自分を愛するということは、結果ではなくて、
人生ずっと続くプロセスだと僕は思う。
大丈夫。人はいつだって学びなおせる。
何よりも、その苦しさからも抜け出せる。
だから大丈夫。
あなたは価値がある。
生まれてきたということは、
この世界に生きていいよって、
目に見えない大きな存在から許されているんだ。

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