人からのあなたに対する評価は、
その人がどう思ったかだけであって、
あなたの価値とはなんにも関係ないんだ。
僕たちの価値は誰かが評価できるものではないんだ。
それは自分でもそうだ。
自分をダメだと思っても、価値がないと思っても、
僕たちは自分でも自分を評価することはできないし、
自分で自分の価値を決めることは出来ない。
だって生きていることに価値なんてつけれないじゃない。
そして価値なんて相対的につけるものであって、
そんな曖昧なものに僕たちは決められるものではない。
だから、僕たちに唯一できる事は、
信じることだ。
どんなことを言われても、
どんな評価を下されても、
自分がしていることを、
価値があると信じることだ。
自分という存在を価値があると信じることだ。
価値は誰にも決められないけれど、
僕たちは自分の意志で信じる事は出来る。
頭の中で自分を批判する声も、
こうしなければいけないというその声も、
実はそれは僕たち自身の声ではない。
これまで誰かから評価されてきた誰かの声だ。
僕たちはその声を自分の声と「信じ込まされてきた」んだ。
それを僕たちは無意識的に信じてきた。
「あなたは、ダメな子。」
「あなたは能力がない。」
「あなたは才能がない。」
「あなたは愛される資格がない。」
「生きている価値すらない。」
そんな自分を疑う声を信じてきた。
でも僕たちは、こうも必ず言われている。
どんな形であれ。
「あなたがいてくれてよかった。」
「ありがとう。」
「あなたって○○の才能があるね。」
「あなたは自分が思うより素晴らしい人なんだよ。」
「あなたはここにいていいの。」
「愛しているよ。」
「あなたの笑顔は本当に素敵だね。」
「あなたのそういう所ってすごいと思うよ。」
って。
でもその声を信じず、
自分という存在を疑う声を信じ続ける根拠は何だろう?
僕たちは、ある種の自己催眠に掛かっている。
それに気づいた今、
僕たちはそんな言葉の数々にNOと言うことが出来る。
さぁ、その声に反撃しよう。
Noといってみよう。
ノートや紙を用意しよう。
左のスペースに、
これまで信じてきた否定的な声を書いてみよう。
最初は2つ3つから始めよう。
そして、真ん中に線を引いて右のスペースにそれ以外の可能性を書いてみよう。
右の言葉に反論してみよう。
反論する根拠を書いてみよう。
そうでなかった時を書いてみよう。
右「私はダメな人間。」
左「ダメじゃない。出来ることもある。例えば必ずお礼を言う。」
左「仕事だってできている。礼儀を大切にできている。」
左「友だちだっている。」
左「人に優しく出来る時だって沢山ある。」
左「母を楽させたいので、たまにかわりに夕食を作っている。」
左「家族全員に謝罪と感謝の手紙を書いた。」
左「カウンセリングが出来なかったけど、あの時の後悔を胸にここまで頑張ってきた。」
左「大学入試の時に諦めかけたけど、最後まで勉強をして受かった。」
左「後悔で終わらせずに、人を勇気づける仕事に就く事を決めた。」
左「父にごめんって謝れた。」
左「父と母を温泉に連れて行った。」
左「父の日には毎年日本酒を買っている。」
左「稼げてないけれど、しっかりと生きていけている。」
左「姉に毎年ケーキを手作りしたりしてプレゼントしている。」
左「約束は守る。」
左「仕事でミスしたことは、自分で責任を取る。」
左「家族だっている。こんな自分を信じてくれる人もいる。」
左「出来なかった時に人のせいにしない。」
左「立ち止まる勇気があると言われた。」
左「宝物を持っていると言われた。」
左「どこにいったってあなたは生きていけると言われた。」
左「あなたと出会えてよかったと言われた。本当にダメな人間はそんなこと言われない。」
左「こうやって正面から自分と向き合っている。」
左「自分の内面をさらけ出して書いている。」
左「カウンセリングでうまくいかないことから逃げないようにしている。」
左「自分の為に、大切な決断を人生で何回もしてきた。」
そして、疑う声が出て来たら、
それを紙をもう一枚用意して、
その紙に書こう。
3枚目「そうはいってもさ、そんなんやって当たり前じゃない。」
3枚目「こんなことやっても意味ないじゃん。」
3枚目「そうやっていつもいい子ぶって。」
3枚目「結局いい人でいたいんだね。」
3枚目「そんなことやってもあんたは変わらないよ。」
3枚目「どうせうまくいかない。」
3枚目「…。etc」
そして左に書けるだけかけたら、
3枚目をくしゃっと丸めてゴミ箱に投げてやろう。
思いっきり、さよならといいながら、
力を込めながら、投げてやろう。
それまで信じてきたその声をくしゃくしゃに丸めて捨ててやろう。
自分を疑う声はまだきっとだろう。
でもそんな時は、右の紙に書いた自分の声を思い出そう。
その声は、あなたを応援する声なんだから、
その声を聴くトレーニングをしてこなかったんだ。
無自覚に、僕たちは疑う声を信じすぎてきた。
だから今度は、その声を疑い、
その疑うの声の遠くに響く、
自分を応援する声を聴くトレーニングをしよう。
「ダメな人間。」
そんな言葉がこだましたら、
右の声を思い出そう。
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