よくわからないが嘘な訳

分からないことを分からないままにしておくことも大切である一方で、

分からないことをわかろうとすること、

その中身を紐解いていくことも大切です。

 

「よく分からない。」

といった言葉を口にしたことが

人生には一度や二度やあるんじゃないだろうか。

 

この「よく分からない。」という言葉は、

実は自分の状態を正確に表していない場合が多い。

 

僕たちは、「よくわからない。」とその言葉で、

実はいろんな気持ちを表現している。

 

でも僕たちはそれにあまり気づかない。

例えば、「よく分からない。」は、

・分かりたくない気持ちがある。

・知識が不足している。

・あなたとこれ以上話したくない。

・言葉の理解ができていない。

・その価値観や意見に賛同できない。

・分かりきったことを言われてイライラする。

・話の繋がりが見えず戸惑っている。

・今さらそんなことを言う理由がわからず、悲しい。

この他にもいろんなことが考えられます。

 

こういった「よくわからない。」の裏にも、

色んな気持ちがあるのにも関わらず、

僕たちは一言でまとめてしまう。

 

すると言葉に思考が引っ張られて、

本来感じていた思考が見えなくなってしまう。

そんなことがあるのです。

 

この他にも例えば、

「めんどくさい」

「つまらない」

「むり」

「いやだ」

といった言葉も同様です。

 

僕たちは、自分が口に出す言葉に注意を払い、

しっかりと「今の自分の気持ち」に目を向ける

そんなことが必要なんじゃないかと、

そんなことを感じるのです。

 

それは、自分をわかってあげるということなのですから。

そして言葉や思考は正確な自分の気持ちを表現していないことがよくあります。

だから、上手に自分の今の気持ちを表現できる言葉を紡いでいく。

 

そんなことが、

そんなことから日々僕たちは、

自分という人間に

意識や興味を向けていくことができるんじゃないでしょうか。

 

自分を感じよう。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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