僕たちは、ちょっと良くなるとそれがずっと続けばいいと願う。
そしてその状態がちょっと続くと、
それがずっと続くかのような希望を抱く。
そしてそれが僕たちを苦しめることにも繋がる。
僕たちは時に深刻になりすぎ、
僕たちは時に楽観的になりすぎるのだ。
僕たちが変わっていくその過程は、寄せては返す波のごとく、
進んでは戻り、戻っては進みを繰り返す。
変化は直線的ではないのだ。
その変化の線は時に曲線となり、
時に螺旋階段のようにぐるぐると登っていく。
だからそこにいる時は、永遠と同じところを回っているように感じることもあるが、
ちょっとずつ確実に階段は登っている。
また、時には反発力を利用する為に、
前よりも最悪に思えるところへと行くこともあるが、
それは大きく前に進むためには、
跳ね返りの力が必要だからそうなっているのだ。
変化の線の過程ではそうやってくぼみのようにへこむ時もある。
心電図のように常に山を登り山を下るような線を何度も描き、
そこに一本の筋が通った線が通ることもある。
変化へと向かうその線は、行ったり来たりを繰り返す。
僕たちの線は、いつだって凸凹だ。
まっすぐ直線に進めやしないんだ。
でもそれでいいんだ。
そうやって僕たちは自分なりの弧を描いて進むんだ。

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