「自分だけが辛いんじゃないんだ。」positive

「だから、我慢しなくちゃ!もっと頑張れるはずだ!」

って思う時があります。
 
 
そういう時って、自分よりも大変な人を引き合いに出して、
 
実は、自分もギリギリで、燃料なんてもうカラカラなのに、
 
それでも走ろうとしちゃっう時があります。
 
 
誰かに煽られているわけでもないのに、
 
なぜかもっともっとも進まないといけないと勝手に思ってしまって、
 
まだまだ自分の努力が足りない気がして、ガス欠なのに、
 
まだ走ろうとする。
 
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
 

あなたを駆り立てるドライバー。

 
それは、ドライバーのせいです。
 
 
運転手のことではありません。(^^;
 
 
 「まだまだもっと…。もっと努力しなくちゃ…」というように、
 
何かに駆り立てられることをドライバーといいます。
 
例えば、
 
もっともっと努力しないと…。
 
もっともっと喜ばせないと…。
 
もっともっと完璧でないと…。
 
といったように、もう十分なはずなのに、
 
さらにさらに求める心が出て止まらない。
 
 
でも、結局もっともっと何かを求めても、
 
いつまでも満足しなかったりするのですが、
 
なぜそこまで、ガス欠なのにもっともっと求めてしまうかというと、
 
そうしていないと、心が落ち着かないのです。
 
 
努力していないと、落ち着かない。
 
完璧でないと落ち着かない。
 
喜んでもらえないと心が落ち着かないのです。

ドライバーの根底には恐怖心がある。

この心の根底には、恐怖心があったりします。
 
「努力していないと、認めてもらえない…。」
「完璧でないと、ほめてもらえない。認めてもらえない…。」
「喜んで、笑ってくれるから私はここにいていいんだ…。」
 
といったように、努力にしろ、完璧を求めるにしろ、相手を喜ばせるにしろ、
 
それをしていないと、私という存在が保てないような、
 
そんな恐怖心がある為、求める心が止まらないのです。
 
努力することで、完璧であることで、相手を喜ばせることで、
 
「私はここにいていいんだ。」って、
 
私自身への安定感・安心感を感じる事が出来る。
 
でも、努力しなかったら、喜んでもらえなかったら、
 
完璧にしなかったら、認めてもらえない…。
 
「ここにいていいんだ。」って、思えない。
 
そんな資格なんてないんだって思う苦しさは、
 
耐えがたいものがあります。
 
 
人は、誰でも社会とつながっていたいし、
 
私はこの世界に、この組織に、この家族に、
 
必要であると、つながりを感じていたいのです。
 
それが、もし努力を辞めたら、完璧であることを辞めたら、
 
喜んでもらうことを辞めたら、なくなってしまうような気がして、
 
とっても怖いのです。
 

努力しなくても、喜ばせなくても、完璧でなくてもいいんですよ。

誰かに認めてもらえるから、
 
努力しているから、喜んでもらえるから、
 
完璧を目指しているから、
 
”だからこそ”、私は価値がある…、わけではないのですよこれが(^^;
 
 
努力をすることと、喜んでもらうことと、
 
完璧であることも、すべてあなたの価値とは残念ながら、関係ありません!
(残念であるかはわかりませんが(^^;)
 
そもそも、そんなに怖がらなくても、
 
努力しなくても、喜ばせなくても、完璧じゃなくても、
 
あなたはここにいていいし、生きていていいんですよ。
(僕が言う事じゃないかもしれないですね。)
 
 
○○をしているから価値があるわけではなくて、
 
○○をしてなくても価値があるのです。
 
 
努力をするに越したことはないし、
 
喜んでもらえることに越したことはない。
 
そして、完璧であることに越したことはないけど、
 
完璧でなくても、喜んでもらえなくても、努力をしなくてもいいのですよ。
 

いつだって選び直せる。

 
あなたはきっと不器用だから、
 
今まではその生き方を選ぶしかなかったかもしれない。
 
でも、努力しなくても、相手が喜んでくれなくても、
 
完璧にやれなくても、
 
相手は変わらずに、あなたのことを受け入れてくれることに、
 
そろそろ気づくタイミングかもしれません。
 
 
人間不完全ですから(笑)
 
 
そして、ねこちゃんは、努力して飼い主に喜んでもらおうと、
 
努力しているからかわいいのではないのですよ。
 
わんころも、飼い主に喜んでもらおうと必死で努力しているから、
 
かわいいのではないのです。
 
 
そもそも、○○をしていないと価値がないってことになったら、
 
それをしていない生き物は価値がない事になりますが、
 
そんなこたぁ~ないわけです。
 
 
どんなことをしていても”価値”というのは、
 
ただただそこにあるんどすえ。
 
”何かをしていないと怖い”かもしれませんが、
 
”何かをしていなくても実は大丈夫”なのです。
 
 
ちょっと努力、
 
ちょっと、喜ばすこと、
 
ちょっと、完璧であることを辞めてみません?
 
不完全な人間を味わってみてください。
 
意外といいもんですよ。
 
野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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