カウンセリングを一番最初に始めたのは、
もう随分も前のことなのです。
引きこもっていた時に、
キャリアカウンセラーの方に話を聞いてもらい、
号泣したあの日。
毎月読んでもない本をくれた母。
その本の人たちはとっても魅力的で、
読んでいて少し心が晴れたあの日。
いつか自分もそんな風になりたいと考えたあの日。
「野川さん、助けて!頭がおかしくなりそうだよ!」
と相談されたあの日。
人生に勝手に絶望したあの日。
いろんな日々が重なって、それから2年、3年経って
初めてカウンセリングをして、無力さを痛感したあの日。
いろんな日々が重なって、僕はいまカウンセリングをしています。
始まりはやっぱり自分が苦しかったからです。
だから同じように苦しんでいる人の力になったり、
支えになりたかったからです。
今でもその思いは胸の中にあるけれど、
ちょっと違ってきています。
力になりたい気持ちも、
支えになりたい気持ちもある。
でも、ちょっと違うのです。
僕はちょっと前まではずっと、
悩んでいる人を思い、
なんとかしなくちゃって思っていました。
そう、これを読んでいるあなたのこともそうです。
でも、なんとかしなくちゃいけない人なんて、
そんな人なんていないんだと、
ちょっとずつ今は思ってきています。
なんとかしなくちゃいけないと思うのは、
僕の心の問題でありテーマであって、
それはあなたとは関係ないのです。
そして、なんとかしなきゃって思うとき、
僕たちは相手のことを、つまりあなたのことを、
あなたの力を見くびっているのかもしれない。
なんてことを最近は思います。
なんとかしなきゃいけない思いは、
相手を助けなきゃいけない人と見させて目を曇らせます。
人は僕がなんとかしなくても、生きていけます。
人は、あなたは、そんなやわでは実はないのです。
でも悩んでいる状態というのは、不器用で、自分の苦しみをどうにかすることが一時的にできなくなっています。
人生、不必要に苦しむ必要はないじゃないですか。
だから、その苦しみが和らぐように、また前に進む準備ができるように、
そういう時間をあなたと一緒に作る時間を持てればいいなと思って、
そして、少しでも和らぐことを願ってカウンセリングをしています。

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