あなたは愛をどのように受け取っていますか?

「あなたはどのように愛を受け止めてきたの?」
そう目の前の人に語り掛けました。

すると、その方は目を潤まさせてじっと黙っていました。
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あなたには兄弟がいますか?

姉がいたり、妹がいたり、兄がいたり、弟がいたりしますか?

兄弟がいると、どちらかにより多くの愛情が偏ってしまう
そんな瞬間があります。

カウンセリングをしていても、そう感じて悩む方にお会いします。

「妹はいつもいい顔して、かわいがられてきた。」
「私はいつも…。」

といって、本当は自分も同じように愛されたかったのに、
愛してくれていないと感じるのです。

片方の兄弟がやんちゃで世話が焼けて、
自分はそれを見て迷惑をかけたくないから、
なんでもできるようになった。

でも、家族に迷惑をかけていない私は、
より愛されるはずなのに、
手がかからないから…。
とほっとかれてしまう…。

そんな瞬間も人生もはあります。

冒頭の方も同じように、
自分はしっかりしていたけれど、
兄弟の一人が家族に迷惑をかけることで、
愛を受けとるやり方しかしらない不器用な方でした。

そこで、セラピストは、
「あなたはどのように愛を受け取ってきたの?」
とその方に聞いたのです。

私たちは、やっぱり、
「愛してほしい。」
という気持ちを持っています。

どんな親でもやっぱり愛してほしい。
っていう気持ちを心のどこかで持っています。

そんな時、一つのポイントは、
「理解してもらうこと。」です。

その為には、

相手を尊重して自分の気持ちを正直に伝えることが大切です。

ずっとわかって欲しかった気持ちを、

相手のことを尊重しつつ伝えること。

もちろんわかってもらえないこともあるかもしれない。

でも、

「自分はいい」と思って愛を受け取らずにきたことを、

本当は遠慮してたけれど、

こっちの方も見て欲しかったことを

丁寧に伝えてみる。

 

わかってもらうこと。

 

それはとっても大切なこと。

そしてもっと大切なことは、

自分が精いっぱい関わったということです。

できる限りのことをした。

伝えることができた。

ということです。

それはあなたが後悔しない生き方を選ぶということにも繋がるのです。

今まで不器用な受け取り方しかできなかったとしても大丈夫です。

今からだってやり直すことができる。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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