『一生懸命、努力しない。』

一生懸命に生きてきたら、

一生懸命に休むことも出来る。
一生懸命に努力してきたら、

一生懸命に自分を休める努力もできる。
自分を壊すくらいなら頑張ることは美徳ではないし、

頑張ること と 一生懸命は違う。
頑張ることは、何か嫌なことをやっていたり、

本当は心からやりたいと思っていないことをする時に

湧いてくる気持ち。
一生懸命にやっていたら、頑張っているとか、

そんなことは通り越して、頑張っているとは感じないのだ。
一生懸命にやっている時、

僕たちは目の前のことに集中する。
そこには、頑張っている気持ちが入る隙間がない。

ただただ、目の前のことに集中して、

それ以外に考えられないくらい、

その一つの私の生を懸命に生きること。
一生懸命ってきっとそうことなんだ。
だから、頑張りすぎて自分を壊すくらいなら、

一生懸命に、私を休ませよう。
一生懸命に、逃げよう。
一生懸命に、もがくより、
一生懸命に、自分を助けよう。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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