白黒思考を止めてグレーを愛そう

白黒思考を止めてグレーを愛そう

乗り越えることや

克服することに囚われないで。

だって人生には乗り越えられないことも

克服できないこともあるのだから。

 

そしてね、

何かを達成することに価値を置きすぎると苦しくなるのだ。

結局自分を苦しめるのだ。
だってさ達成できないと、

つまり100%上手くいかないと、

乗り越えたことにならないでしょ?

克服したことにはならないでしょ?
100%以外は失敗になるでしょ?

 

そうすると、

たとえば20%まで克服できたとしても、

乗り越えられたとしても、

それには価値を感じなくなるでしょ?
すると出来ない自分を責めてしまうんだ。

出来ない自分をまだまだだと罰してしまうんだ。
でもね、

人生は白黒はっきりつかないものだし、

白黒はっきりとつくものの方が少ないんだ。
100か0かでもないんだ。
人生はひどく曖昧なもんだ。

人もひどく曖昧なもんだ。

 

だから白黒つけずに、

グレーを愛そう。
白か黒かで評価するのではなくて、

どれくらい自分が思いを込めたか、

一ミリでも動かせたことや

動いた自分を大切にしよう。

 

不完全さ

少し

ほんのちょっぴり

1ミリ

出来なかったけど、進めた。

戻ってしまったけど、勇気は持てた。

怖かったけど逃げなかった。

 

そんな自分を大切にしよう。

そんな言葉を大切にしよう。

 

ちょっぴり進めたさ。

ちょっぴり戻ったさ。

完璧じゃなかったさ。

不完全で、未完成さ。

少しさ、ほんの少しだけさ。
昨日より1ミリくらいは進めたさ。

そりゃ1ミリなんて風にすぐ押し戻さりゃすぐに戻ってしまう距離さ、

でも1ミリ進めた事実は変わらない。

 

戻ってしまったさ。

進んでないさ。

それがなんだと、

声を上げよう。

1ミリでも動こうとした自分を大切にしよう。

変わってないね。

と言われたら、

それがなんだと

声を上げよう。

変わらないことに価値を置けた自分を許してあげよう。

 

それでも悔しい思いが湧いてきたら、

進んでやろう。

たった1ミリでも、

怒りが原動力でも、悔しさをバネにしてでもいいから、

進んでやろう。

 

僕たちはもっと自由に選んでいいんだ。

僕たちはもっと自由に生きていいんだ。

僕たちは何でも選べるし、選ぶ権利があるのだから。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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