忘れることは、薄情なんだろうか?と

そう思ったことはありませんか?

僕はよくあるのです。

 

そして僕は思うのです。

たとえ忘れたとしても、

それは薄情じゃないって。

 

だってきっと僕たちは勘違いしているのです。

忘れることなんて一生できないのに、

忘れてしまったら、

その人への愛情が失われるって。

 

忘れないよう常に覚えておくことが、

その人との繋がりや、

愛情を保ち続け、

愛情を示し続けることだって。

 

でも、僕たちは忘れる事はきっと二度とない。

 

大切な誰かを亡くしたことや、

誰かを一生懸命に好きになったことや、

とっても悔しかったあの出来事を、

一緒に過ごした幸せなあの時間を、

あの瞬間を、あの時間を僕たちは決して忘れることはないのです。

 

勿論、詳細は曖昧になってしまうことはあるかもしれない。

でも、その思い出そのものを忘れることは決してない。

 

忘れるということは、以前にも書いたように

思い出せないということだから、

思い出せる限り、忘れてはいないのだ。

 

ふとした瞬間に頭からその思い出が離れていたとしても、

それは忘れていたということではないのだ。

 

だから、常に覚えておこうとしなくても、

常に意識に上げていなくても、

大丈夫なんだよ。

 

ふとした瞬間に『今、忘れて楽しんでいた。』と思ってもいいんだよ。

だって、忘れていなかったからこそ思い出せたのだから。

 

そして、あなたは二度とそのことを忘れることはないのだから。

思い出にしまうことはあっても、それを捨て去ることはないのだから。

 

だから、常に覚えておこうと、

常にあたまの中に思い出を置かないでもいいんだ。

 

その思い出に浸る時間が短くなっても、

あなたは薄情なんかじゃない。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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