自分がいる。

自分がいない。

僕たちはそれをどう区別するのだろう?

あの人は自分を持っている。

どうしてわかるのだろう?

じゃあ私はどうなんだろう?

僕はどうなんだろう?

自分を持っているのかな?

そもそも自分なんて本当に必要なのかな?

私はこれですって、

誰かに説明できる自分は、

ちんけな自分だ。

自分という人間は、

説明すればするほど、

その言葉から離れていく。

自分という人間は語れないのだ。

自分がある。

自分がない。

そんな言葉に騙されないで。

そんな誰かから見た「自分」なんて、

ただの自分のほんの小さな欠片に過ぎないんだ。

だからそんな誰かがよくいう言葉に騙されないで。

騙されず、惑わされず、

「自分」なんて言葉気にせずに今日も生きていこう。

ほら今日の天気は晴れているかい?

曇っているかい?

それとも雨かな?雪かな?

そうだ。今日も生きていこう。生きていくんだよ。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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