私は、幸せだ。
そう感じる瞬間もある。
でも人生は、

そう感じるよりも、

私は何て不幸なんだ。

ついていないんだ。

こんちくしょ~!

とそう叫びたくなる時の方が多いのだ。
一生懸命に生きていれば、

”普通に”生きていれば、

僕たちは必ず壁にあたる。
時に強く、激しく。
自分の心も体も砕けてしまうほどに。
でも、僕たちは気づいていない。
僕たちの心はいつだって砕けないし、

挫けないってことに。

涙が止まらない?

大丈夫。

それでもあなたの心はおかしくもなってないし、

砕けてもいない。
イライラが止まらない!

抑えられない?
でも大丈夫。
それでも僕たちの心は壊れていない。
気持ちを感じない?
でも大丈夫だよ。
それでも、僕たちの心は壊れていない。
だって悲しいのは、

大切なものを失ったということで、

お別れが必要ということで、

如何に自分がその失ったと感じるものへと

愛情や想いを向けてきたかを教えてくれるのだから。
そして、

その寂しさや悲しさの奥には、

愛情や想いを向けてきた分だけ、

その今は亡きその大切なものや人への感謝や愛に溢れている。
だから沢山泣くんだ。

だから沢山悲しいんだ。

だから沢山泣いていいんだ。

だから沢山泣かなきゃいけないんだ。
怒っていたって、

怒りが止まらなくたっていいんだ。
怒りが湧いてくるのは、

あなた自身も含めた大切な人や、

自分の大切な期待や願いが

裏切られ、傷つけられたからだ。
だから怒りが止まらないのだ。
だからだから、

それはおかしいことなんて一つもないんだ。
ただね。
ずっと怒っている人は、

怒る方向性が違うんだ。
自分の中の大切なものの為に、

僕たちは怒っている。

怒りを相手に向けている。
でも怒り狂っている時、

僕たちはその自分が大切にしたかったものへと

意識を向けられない。
だから怒りを吐き出したら、

いつかそれほど大切にしたかった願いに、

それがある自分の心の内側へと

気持ちを向けなければいけない。

ただそれだけなのだ。
だから、

僕たちの心が壊れているわけではない。

怒りに身を任せすぎて、

どう対処したらいいかわからない。

ただそれだけなのだから。
だから怒ってもいいんだ。

怒ったっていいんだ。

気持ちも感じなくてもいいんだよ。
きっとあなたは、

自分がロボットになったようで、

こころが壊れてしまって、

自分の心がどこかへと行ってしまったような

そんな感じがするだろう。
昔は楽しかったことが、

全く楽しくない。
それは、電柱にごんと頭をぶつけたけれど、

あんまり痛くない…。

そう気づいた瞬間に似ているかもしれない。
でもね。

僕たちの心はどこへも行っていない。

あなたの心はどこへも行っていなくて、

僕たちは今ここで息をしていて、

生きているんだよ。
今でもあなたの心は同じように息をしていて、

今もあなたの為に動いてくれていて、

息をしているんだよ。
だからこそ気持ちを感じないんだ。

というよりも、

気持ちを感じないんじゃなくて、

感じさせないように守られているんだ。
こころが強制ストップをかけてくれている。

それほど大変なことがあなたに起こったからだ。
だから止めてくれているんだ。
守ってくれているんだ。

僕らは守られているんだ。
だから僕たちの心は壊れいないし、

挫けてもいない。

虎視眈々と、

あなたには見えないその裏で、

今もあなたの帰りを待っている。

その準備をしてくれているんだ。
こころが死んだ?

それは嘘だ。

こころは死なない。

こころは絶対に死なない。
死ぬときは、息が途絶える時だ。

その一瞬まで、

僕たちの心は、

ただ唯一他でもない

僕たち自身の為に動き続けてくれている。
信じるんだ。

だってそうなんだ。

信じよう。

だってそうなんだから。
こんちくしょ~!

とそう叫びながら。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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