どちらか一方を求めている時、
その背後にある気持ちに手を差し伸べることは難しい。
傷つけられて相手に怒りを向けている時、
傷つけられて悲しい気持ちは脇に追いやられ、
その悲しみに手を差し伸べることが難しいように。
自立したいという時に、
誰かに協力を得たり、
頼りたいという気持ちが脇に追いやられて、
その気持ちに手を差し伸べることが難しいように。
僕たちはどちらか一方を求めている時、
その求めている気持ちの方を大切にしたくって、
なくなくもう一方の気持ちを心から追いやらざるをえなくなる。
それもそのはずだ。
もう一方の気持ちとつながってしまうと、
今大切にしたい気持ちがダメになってしまうような感じがするからだ。
自立したいその時に、頼りたい気持ちとつながってしまったら、
自立したいその気持ちがぐらついてしまう。
だから頼りたいその気持ちは自立を脅かす脅威として感じられてしまうのだ。
でもね。
いつか僕たちはその追いやった気持ちにも、
心の居場所を与えてあげなければいけないんだ。
いつかその追いやらざるをえなかったその気持ちに手を差し伸べて、
その気持ちとまた繋がっていく瞬間が必要だ。
僕たちの心にはいろんな気持ちが同時に存在している。
先生は犬と猫を飼っているようなものだ。
とそのようにいっていた。
そうどっちもいていいんだ。
そしてどっちも別々の存在なのだ。
犬ばっかりかわいがらずに、
猫ばかりをかわいがらずに、
二匹ともかわいがっていいのだよ。
犬と猫の別々の良さを感じるのだ。
いつか僕たちは手を差し伸べるんだ。
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