僕たちは、相手を慕う気持ちや、

相手と繋がっていたい気持ちを

危険なものとしてみることがある。
「そんなことあるの?」
とあなたは思うかもしれないけれど、

実はそんなことあるのだ。
相談に来てくれる方の中には、

「恋愛依存」なのです。

と自分が相手にかなり依存的になってしまう

ということで悩んでいる方がいらっしゃいます。
そういった場合は、

時に喉から手が出るほどに相手を求めてしまう、

相手を好きな気持ちが抑えられなく、

そして相手とつながっていたいと思う、

一緒にいて安心感を得たいと思う。
そんな気持ちが強くなります。
一方で、それを求めすぎると、

時に自分を傷つけるとわかっていても、

その強く相手を慕う気持ちや、

その繋がっていたい思いから、

行動を起こしてしまうことがあります。
すると自分のその強く相手を思う気持ちや、

その誰かとつながっていたい気持ちを

怖がるようになってしまったり、

危険だと感じるようになってしまうのです。
でも…、

でもですよ。
相手を好きだなという気持ちや、

人とのつながりを思い出させようとしてくれるその寂しさを、

誰かと繋がっていたいという気持ちを、

相手を慕う気持ちを、

すべて怖がっていたら、

すべて危険だと感じていたら、

すべてダメだと感じていたら、

この先僕たちは、どのようにして他の誰かと親しくなることが出来るだろ?

この先僕たちは、どのようにして誰かと仲良くなれるだろうか?

だから僕たちがすべきことの一つは、

そんな気持ちに心のスペースを与えてあげること。

居場所を与えてあげることだ。
そして怖がらずにその気持ちの欠片たちを

安全だと感じられるようにする方法を見出すことだ。
好きだっていいのだ。

寂しくたっていいのだ。

誰かとつながっていたくっていいのだ。

誰かを慕っていいのだ。
怖がらなくていいんだ。

危険じゃないんだよ。
でも今まで安全じゃないと感じてきたら無理もないけれど、

僕たちはいつだって学びなおせる。
恐れないで、

怖がらないで、

僕たちはずっとそこにいるんだよ。
いつだって、僕たちは健全に誰かを愛せるのだ。

その強すぎる愛で、

自分を時に傷つけてきたかもしれないけれど、

いつだって

その心の一部は、その心の欠片は、

素直に誰かを思っている。
その気持ちを思い出すんだ。
怖がらずに、その気持ちが安全だと感じる方法を見つけるんだ。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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