「もともと時間がかかる旅ですから、ゆっくり行きましょう。」
そう告げると、目の前の人はコクリと一度頷いた。
時間が掛かる。
僕たちが変わるのには、
時間が必要だ。
苦しんできた時間が長いだけ、
癒すのにも時間が掛かる。
それなりに時間が必要なのだ。
この言葉を告げた方は、
小さい頃に虐待を受けて、
出来の良い兄弟と比べられ、
好きなことも一切できずに生きてきた。
その生活が今に影を落とし、
躁鬱の狭間を今も懸命に生きている。
時間が掛かるのだ。
というより、
時間が必要なのだ。
少しずつ、
少しずつ、
本当に少しずつ、
立ち止まったり、
後戻りしたり、
ちょっと進んだりを繰り返して、
僕らは少しずつ成長していく。
それでいいし、
それがいいんだ。
幼い頃の苦しかった自分の記憶が
今でも自分を襲ってくる中で、
どう希望を見い出せる?
どう未来を描ける?
いきなりは変わらない。
変えられない。
でも、今からなら出来ることがきっとある。
だからこれまで歩んできた凸凹の道と、
結果的に1cmでも進み始めた今を振り返りながら、
僕は、それをあなたに知って欲しくて、
僕は、そう言葉を掛けたのだ。
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