とあるお魚のお話です。

そのお魚は、

上流から流れてくる生きた小さな魚を食べて生きています。

そして、その小さなお魚が一番流れてくるのは、

やっぱり真ん中です。

左右は、どうしても流木があったり、

岩があったりするので、泳ぎやすい真ん中を、

その小さな魚が通るからです。

 

ということは、真ん中を泳いでいれば、

その魚は小魚をたくさん食べて成長できるわけですよね。

 

でも、実はそうじゃないんです。

 

左右を泳いでいる魚の方が真ん中の魚よりも、

大きく育つんだそうです。

 

それはなぜだと思いますか?

 

それは、真ん中で泳ぐとそれだけ食べても、

やっぱりエネルギーがいるからです。

食べても食べても真ん中の流れは早いし、

一生懸命力強く泳がないといけません。

 

一方左右は流木や岩などの障害物はあるものの、

流れは緩やかです。

その分エネルギーはいらないのです。

だからそんなにいっぱい食べなくても、

結果的に大きくなるのです。

 

僕たちも魚と同じなんじゃないかなって思います。

一生懸命働くのはいいですが、

やっぱりエネルギーが必要です。

流れが早いから。

そこではやっぱり頑張った分だけ食べるし、

疲れるのです。

 

でも、ふと左右を見渡せば、

競争の流れじゃなくて、

ゆったりとした流れもあるもんです。

 

結果的に豊かになるのは流れが緩やかでも、

同じように自分のペースで泳いでいくことかもしれないなって

思います。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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