多くの人は信じてなくて疑ってる。

多くの人は信じてなくて疑ってる。

僕たちは人を疑います。
あ、疑わないよ!って方がいたらごめんなさい。(-_-;)
その方は、読み飛ばして頂けますと助かります!
さて、疑う前提でお話を進めていきますが、(笑)

疑うと信じること。

この違いはとっても大きいものですよね。
ただ、僕たちは信じることと疑うことをちょっと勘違いしています。
例えば僕たちが恋人が出来たとき。

その時は、悪いことが起こるとも思ってないし、

そんなことを考えもしません。

何となくこのまま続けばいいなって楽観的に考えている状態です。
この状態や付き合い始めの時は、

恋人に対して信じても疑ってもいない状態です。
とってもニュートラルな状態ですね。
そして、たまに「あれ?」っていうことが起きてきます。

例えば、この人って自分のこと好きじゃないかもしれない。
という瞬間です。
すると、僕たちは疑い始めます。
「一度この人って私のこと好きじゃないかもしれない。」

という思いにとらわれると、

その思いから目を背けることはできません。
これが、疑っている状態です。

悪いことが起こるかもしれない。

好きというのは違うかもしれない。

という疑惑が生まれた瞬間です。
こういう瞬間に僕たちが考えることは、

「大丈夫。相手の思いは変わらない。」
(悪いことが起こらない可能性)

「いや、でも最近はそっけないし、もしかしたら…。」
(悪いことが起こる可能性)

ということです。
こういう葛藤が起きるのは、

自分が望む方向性の可能性、

つまり、悪いことが起こらない可能性と、

悪いことが起こる可能性の2つが見えてきたからです。
そして、信じるとは、

悪いことが起こる可能性が見えても、

自分の力で、意志で自分が望む方向性を選択し、

そちらを信じるという行為のことなのです。
だから、信じるということは、

能動的なのです。
信じさせてもらうものでもなく、

信じてもらうものでもなく、

自分で信じるか信じないかを選ぶものなのです。
ダメかもしれない。

でも上手くいくかもしれない。
そんな時が人生には沢山あります。
このままじゃダメかもしれない。

でも大丈夫かもしれない。
そんな瞬間が人生には沢山あります。
それは、自分に対しても相手に対してもです。
僕たちは色んな人から、

「それ上手くいかないんじゃない。」

「ダメなんじゃない。」

って疑われます。

悪いことが起こるんじゃないかって、

親切心からも時に言われます。
でも、そんなことは、

あなただって言われなくたってわかっている。

そんなことは見えている。
でも、それでもなお、

自分が望む方を選び続ける。

見続ける。
それが信じることだと、

そう僕は教わってきました。
信じることは自分で選ぶこと。

人がどう言おうが、

自分で望む方を、

自分の意志で見よう。

あなたの意志で見よう。

信じるというのは、

そんな自分の望む方へ向かう道しるべ。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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