悩むべき所でのみ悩もう

自分の領域と相手の領域を切り分けよう。

悩むべきところで悩もう。

なんでも自分の問題として取り組もうとすることはいいことだ。

しかし、それは一方で無用な苦しみを生むことがある。

そんなことって実は多い。

 

それって本当に自分の問題なの?

相手ではないの?

って考える必要がある時がある。

 

すごく極端な例だと、

暴力を振るわれるのは、

振るわれた側の問題なのだろうか?

答えはもちろん「ノー」だ。

それは間違いなく相手側の問題だ。

友人、彼、彼女=相手が、

いつもイライラしている。

それも相手の問題だ。

ついつい「相手」が、

怒るのも、

過度に寂しがるのも、

人に意見を言えず我慢しちゃうのも、

それで誤解を生じちゃうのも、

自己卑下しすぎて、

周りのストレートな気持ちに

今は気づけないのも、

相手の気持ちに気づけず、

負荷を負わせすぎてしまうのも、

過度にアドバイスをしてくるのも

相手の問題(テーマ)だ。

 

さて、あなたの問題=テーマは、

果たして本当に自分のものだろうか?

相手のものではないだろうか?

そんな視点がとっても大切なのだ。

僕たちは僕たちの範囲内で生きている。

その中でできることをやるしかないのだ。

その中でできる最善をするしかないのだ。

 

それは相手も同じだ。

相手も相手の範囲内で生きている。

そしてその中で最善を尽くすのかは、

それは相手の責任なのだ。

 

そう、それは僕たちも同じ。

だから、「僕たち」にできることをしよう。

 

無用な悩みはやめて、

その悩み(テーマ)は、相手に譲ろう。

相手に返そう。

僕たちは僕たちで、

「自分のテーマ」に取り組もう。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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