タイトルの言葉を言われた方がいました。

長くカウンセリングをしていた方です。

その方は恋をして、
それ故に苦しみ、
だけれど、それ以上にあったかい気持ちを味わうこともあって、
まさに、恋をしていました。

その方は薬を服用していて、
好きな人ができると、
ちょっとしたことで浮き沈みをしたりしますよね。

嫌われたんじゃないだろうか。
あんなこと言わなければよかった。

話しかけてくれた!
目があった!

といったいろんなことで、気分が変わりますね。

そこでお医者さんに恋愛の相談したら、
「それは邪魔な気持ちだね。気持ちを感じなくする薬を出します。」
というようなことを言われたそうです。

なぜそんなことをいったのか、
よくわかりません。

ただ、その方はとっても傷ついて、
自分は誰かを好きになってはいけないんじゃないか。

好きって気持ちは邪魔なのか。
いろんな気持ちが湧き上がってきて、汚い気持ちなんじゃないだろうか。

そんなことを悔しそうに、
そして、目に涙をためて訴えてきました。

そんな姿を見て、
「好きというのはきれいな気持ちですよ。」
「そんなに好きなったんですから、いいんですよ。邪魔じゃないんです。」
と伝えました。

すると、ぽろぽろと涙を流して、泣き出してしまいました。

人は、自分の気持ちを誰かに受けれてほしものです。
こんなことを思っちゃいけないんじゃないか。
考えちゃいけないんじゃないかって、
不安でびくびくする。

でも、自分では受け止められない気持ちも、
誰かにしっかりと受け止めてもらえれば、
その気持ちは少しずつ前を向く元気をもらえる。

誰か一人でもわかってくれて、
受け止めてくれる人がいれば、
それだけでも、人は前に進む力が出てくるものです。

だからこそ、カウンセリングってとっても大事だと思うのでした。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

メルマガ:この心に雨が降ったら読むセラピー

今あなたの心に雨が降っていても大丈夫。心はきっと晴れる。

※購読解除はいつでも可能です

■ブログランキングに参加しています!
ポチっと押して頂けると、とっても励みになり、嬉しいです(^-^)
心理学 ブログランキングへ