自分の心の傷は自分で癒す。

こんばんは!野川です。

最近は、人と関わることの難しさを感じると共に、

人の中の力強さも感じる毎日です。
さてさて、今日のセラピーはこちら!

『自分のペースで心の傷は癒す。』

トラウマという言葉を聞いたことがありますか?

正式名称は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)といいます。

何やら難しい言葉ではありますが、過去に受けた

命関わるような過度なストレス体験によって出来た、

心の傷といった方が分かりやすいかもしれません。
こういった心の傷は、大人になっても消える事はなく、

色んな形で現れるとされています。
どんな形で現れるのかというのは、

ここで書くのは敢えて控えさせていただきます。
(無用なことを思い出させてしまうのを避ける為です。)
さて、このトラウマですが、

人は乗り越える事が出来ないのでしょうか?
答えはもちろん「ノー」です。
人は「トラウマ」を必ず乗り越える事が出来ます。
ただ、乗り越えるにもその人それぞれの時期があると、

最近は感じます。
トラウマになるほどの出来事は、

言葉にするのも大変です。
それは、言葉にするには体験を思い出す必要があるからです。

すると、身体反応が出て過呼吸になったり、動悸がしたり、

胸がぎゅっと締め付けられる感じがしたり、

心身に反応が出て来て、とても苦しく辛いのです。

そして、トラウマになるような体験の多くは、

こういった理由以外にも、人に話せない理由がある場合が多い為、

それもあいまって人に話す事ができない。

ということも起きてきます。

だから、

「言葉にする。」

という、一見すると簡単に見えるようなことでも、

実はとっても勇気と、エネルギーがいるのです。

そして、言葉にすること以外にも、

「理解してもらう壁」

「過去の囚われから脱出する決意。」

「今の自分を大切にする勇気」

「過去の何もできないと感じていた自分は、

その時なりの最善を尽くしたのだと、ねぎらう思いやり。」

「時に、相手を許す勇気。」

「時に、自分を許す愛。」

「時に、許す必要がないことを知ること。」

など、心の準備が大切なことが多くあります。
だからこそ、いきなり全て解決しようとせず、

自分が取り組めることから一つずつ、

自分のペースで取り組んでいくことが大切です。
いきなり絆創膏をはがすと、

とっても痛い思いをするばかりか、

傷が膿んでしまうこともあるのですから。

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今日もお読み頂きありがとうございました。
それでは、また次回のメルマガで!

 

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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