自分の事がわからない程頑張ってしまう。

決められない時は人生にあって、

混乱をしてしまって、自分のことすらよくわからない時もある。

過度なストレスがかかってしまうと、

自分で自分のことをよくわからなくなってしまうのだ。

 

カウンセリングをしているとそういう方と出会うことがある。

 

本人はまったく悪くないのに、

「自分のせいではないか…。」

「自分が弱いせいではないか…。」

とついつい考えてしまう。

 

冷静に見れば、それは相手の問題であって、

目の前の方のせいではまったくないのは明らかだ。

でも、過度なストレスがかかるとよくわからなくなってしまうのだ。

これがうつ病の時に大きな決断をしないでくださいと言われるゆえんなのだろうと、

そう最近感じます。

 

あんまりにもひどいストレスがかかったり、

理不尽なことを言われてしまって、

良くわかなくなってしまうのだ…。

 

そういう時は、責めるべきは相手なのだ。

でも、自分を責めてしまうのだ。

「私が悪いのでは…。」

「もうちょっと我慢できるのでは…。」

「まだやれるのでは…。」

急にふとした瞬間に涙が出てきたり、

朝吐いてしまうほどつらい状態なのに、

自分がいっぱいいっぱいなのかもわからないのだ。

 

何もかもよくわからなくなってしまうのだ。

 

そういう方を見て思うのだ。

たぶん、普通の人よりも頑張れてしまうんだと思う。

本人は自覚はきっとないのだろうけれど。

普通の人ならとっくに逃げ出しているのにも関わらず、

自分が分からなくなるまで頑張れているのだ。

 

そう、幸か不幸か頑張れてしまう人なのだ。

 

「自分で自分のことがよくわかない。」

そんな時は、自分を守ろう。

そんな環境にノーと言おう。

自分を大事にする勇気をもって、

決断をしよう。

 

どんなに頑張っても、

心が壊れてしまったら終わりなのだから。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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