傷ついた気持ちにの背後にある願いに似た期待に気づいたら、傷ついた心を癒す。
今度は、少しずつその気持ちをいたわっていきましょ。
※前回の記事、傷ついた…。その時は…。を事前に読んで下さいね。

ゆっくりと呼吸をしながら、

本当はしてほしかったこと。
本当はしたかったこと。

その思いに気づいてください。

「あなたは本当はどうしたかったですか?」

「どうしてほしかった?」

その気持ちに気づいてください。
ゆっくりとあなたのペースで深呼吸をしてリラックスしながら。

そして、本当にして欲しかった気持ちに気づいていくと、
きっと悲しみが出てきます。

だって、傷ついたんだから。当然です。

その悲しみは体のどこで感じていますか?
胸ですか?もっと奥の方でしょうか?

その悲しみを感じるからだの場所に手を当てて、
その気持ちを感じてください。

そして、その気持ちを、強めて下さい。
十分にあなたのペースで感じてください。
その悲しみを言葉で表してください。
一言でも大丈夫です。
時間をかけて気持ちを言葉にのせて…。

こころもあなたも悲しかったのです。

そんな悲しみを抱えてあなたと一緒にいてくれる心に、
手を当てている悲しみを感じるあなたに、
一言でも、二言でもかけたい言葉を掛けてください。

そうすると、心がほっと少しずつあったかくなったり、
少しすっとする自分に気づくことができます。

もし、辛さだけが残ってしまったのなら、
手を当てたまま、写真のような穏やかな太陽の陽射しをイメージして下さい。

その柔らかな陽射しが、手を当ててる痛み対して緩やかに降り注ぐような、
そんなイメージをしてみてください。

だいぶ楽になってくるはずですよ。

少しでも、気持が楽になることを願って。

 

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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