「もう終わってしまったんだ。」

「振られてしまったんだ。」

「だから、もう期待してもしょうがない。」

そんな気持ちが生まれるのは、

また繋がりを感じたい寂しさがあるからと、

この寂しさをと同時に生まれてくるが、

今回のテーマの諦めなきゃっていう気持ちです。

関係が終わった時、

「もしかしたらまた…。」

って期待をしてしまいます。

やっぱり好きだからそれもしょうがないんです。

また戻りたい気持ちが強く残っていますから。

 

でも、頭ではあなたもわかっているんです。

「期待しても無駄だって。」

でも心が寂しいから、どうしても繋がりを求めてしまう。

 

そんな事が失恋をした時に起きてきます。

諦めたい気持ちと、

また繋がりを感じさせてくれようとする寂しい気持ち。

この二つが僕たちを悩ませます。

 

実は、この諦めたい気持ちは、

あなたを守ってくれています。

もう再び苦しまなくていいように。

 

期待をしてしまったら、

また悲しみにくれるんじゃなっかって、

そんな不安な気持ちがあって、

「もうそんな思いしなくていいよ。」

「だから諦めよう。ね?」

って言ってくれているのです。

そう守ってくれているのです。

 

この気持ちがあるから、僕たちは前に進む事ができます。

そして諦めるという事は、

もう関係が本当に終わったんだと受け入れる事でもあります。

だから勇気がいるんです。

それは、失った悲しみと直面する事でもありますから。

 

だから諦めようとする気持ちが湧いてきたら、

「そっか、ありがとう。また悲しまないように、ショックを受けないように守ってくれているんだね。」

とその気持ち対してつぶやいてみて下さい。

前に進む一歩は、自分に気持ちの一つ一つの存在に気づいて、

受け入れる事からですから。

ただ、同時に寂しさも感じていると思いますから、

その寂しさにも気づいて下さいね。

前に進むかどうかは、いつだってあなたのペースで、

選んで下さいね。

 

諦めきれないほどの恋も大切です。

それでも次へ、悲しみを受け入れながら前に進むことも大切です。

寂しさから、

友だちの大切さや支えてくれる人の温もりに気づくかもしれません。

時に、寂しさに飲み込まれるかもしれません。

大切だった、好きだった思いが強ければ強いほど、

寂しさを強く感じるかもしれません。

心が必死にあなたに大切なものとの繋がりを感じて欲しいんです。

そして早く安らぎを感じて欲しいんです。

それは寂しさが強ければ強いほど。

 

どうぞ、丁寧に大切だった気持ちを感じて下さい。

諦めたい気持ちも寂しい気持ちも。

思い出にひたるのも、

諦めようとする強い気持ちを感じ、

思い出の品を捨てさって、一つ一つ前に進んでいくのも、

あなた思うままに進めてみてください。

※寂しさについてはこちら。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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