とっても好きだった人と別れることになるのは、
本当に辛いですよね。

僕も何度も経験がありますが、
胸がく苦しくて、苦しくて、

「もう、この体は自分のものなのか?」
「何なんだよこの苦しさは・・・」

と思っても、その苦しみはなかなかなくならないものです。

さらっとなくなってしまえば楽なんだども、
なかなか無くならなくて、本当に困ったもんです。

その苦しさのせいで、その辛さのせいで、
本当にやる気が起きなくて、
ひたすら、「はぁ~」って溜息しか出ない。

何をやるにも憂鬱。

だって、好きだったんですから。
隣にいないんですから。
もう、微笑んでくれないんですから。
会ったらもう、あの時の距離ではないんですから。

それはもう、本当に憂鬱で苦しいんです。

でも、時間がたっていけば少しずつその胸の苦しみも薄れてきます。

ただ、そうはいってもいつになることやら・・・。

と感じるのも当然のことです。

振られた直後は、苦しいんです。
だって、好きだったんだから、そして好きなんですから。

そんなときに前を向くことも、希望を持つことも、なかなかできません。

無理に前を向こうとしても、なかなか振りきれません。

まだ好きだから。

でも、それでも今はいいと思います。

急に忘れることもできないし、
急にその苦しみがなくなることもありません。

忘れるに越したことはないけれど、
準備ができてからでも全然遅くありません。

いっぱい泣いて、いっぱい苦しむ。
好きだった気持ちも、成仏させていくには、
ちょっと時間が必要です。

苦しい気持ちも、そんなに好きだったから苦しむことに気づき、
自分が悲しんでいて、深く悲しんでいることに気づいていくにも、
ちょっと時間が必要です。

ただ、その時間の中に、その苦しみや悲しみと一緒にいてくれる人がいたら、
その時間はもっと大切な時間になって、少しでも痛みが減っていくんだと、
そう思うのですよ。

この前カウンセリングに来てくれた方が、こんなことを言っていました。

「泣けてよかった。」って。

そう、誰かに自分の気持ちを表現すること、
自分のこころの声を表現してみること。
誰かにそれを聞いてもらうこと。

それが失恋の苦しみを和らげていく一つの方法です。

もし、話して受け止めてくれる相手がいなかったら、
相談してに来てくださいね。

いつでもお待ちしています。

野川  仁
・元引きこもりの心理カウンセラー
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・(一社)日本心理カウンセリング協会 代表理事
現在は、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。

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